コラム
2022/10/28お役立ち情報
冬でもあったか、住宅の暖房選びのポイント
気温が低い日が増えてきて、冬が近づいてきましたね。
冬にマイホームで暖かく過ごす為には、住宅に適した暖房設備を選ぶことが必要です。
今回は、暖房選びのポイントをご紹介するので、参考にしてみて下さい。
・暖房機器の主な方式
暖房機器には様々なモノがありますが、主に、放射(輻射)した熱を利用して空間を暖める「輻射式」と、暖めた空気を循環させることで空間を暖める「対流式」に分けられます。
「輻射式」は、熱を持った物体が放射(輻射)する熱を利用して室内全体を暖める暖房方式です。
主な輻射式の暖房機器は、パネルヒーター・オイルヒーター・ホットカーペット・電気ストーブなどです。
※オイルヒーター
この方式は、広い空間を暖めるのには不向きで、部屋が暖まるまで時間がかかり、暖房費も高めですが、メリットとして、対流(風)が起きないので、室内の空気の汚れが少なくて、且つ湿度への影響もないので、赤ちゃんからお年寄りまで安心して使える暖房機器です。
※ホットカーペット
「対流式」は、暖めた空気を室内で循環させることで、室内全体を暖める暖房方式です。
主な対流式の暖房機器は、エアコン・ファンヒーター・石油ストーブなどがあります
※ファンヒーター
灯油・ガス燃料の燃焼や、電気ヒーターを熱源として、送風ファンによって発生した暖かい空気を対流させて、室内を暖めるので、広い部屋でも素早く全体を暖めることでき、費用も比較的安価なのがメリットです。
デメリットとして、温風の吹き出し口が高い位置にあると、足元が温まりにくかったり、対流(風)によって、室内の湿度が急激に下がったり、ホコリが舞ったりするので、呼吸器疾患やアレルギーがある人は注意が必要です。
この様に、暖房方式によってメリット・デメリットがあるので、目的・環境にあった暖房機器を選ぶことも必要です。
・住宅の構造・間取りによっても室内の暖かさは変わる
ここまでは、暖房機器についてご紹介しましたが、それ以外にも、建物の構造や間取りによっても室内の暖かさは変わってきます。
断熱性能が低い住宅だと、間取りによっては、いくら室内で暖房を使用しても、窓や床などから熱が逃げてしまい、いつまでも室内が冷えた状態になって暖房効率が悪くなってしまいます。
そこで、暖かい空気を屋外に逃がさない気密・断熱対策が効果的です。
住宅の気密・断熱性能を高めると屋外からの冷気を遮断し、室内の暖かい空気を逃がさないので、室内が暖まるまでの時間を短縮でき、暖房効率を高められます。
・まとめ
ひとくちに暖房といっても、それぞれ特徴が大きく違います。
住宅にあった暖房設備を選ぶには、それぞれのメリット・デメリットを考えた上で用途にあった暖房機器を選ぶことが必要です。
それらを上手に使い分けて、寒い季節を快適に過ごしていきたいですね。
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