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2022/5/13お役立ち情報

庭の雑草対策~自分で出来る方法と注意点~

【庭の雑草はどうすればいい?】

気が付けば、いつの間にか雑草が庭に生えていませんか?
雑草の生命力は、大変強いですよね。
梅雨時期には、抜いても1週間もすれば新しい雑草が生えてきます。
若いうちは、定期的な処理ができるかもしれません。
しかし高齢になると、腰への負担や熱中症のリスクが伴います。
長期的にみたときに、どの対策が良いか考えてみましょう。

 

【自分でできる雑草対策の方法】

※出典:ALSOK

① 除草剤を使う

とにかく手軽に対策をしたいのであれば、除草剤の活用が最適です。
除草剤のなかには、すべての植物に効く「非選択性除草剤」と、特定の植物だけに効く「選択性除草剤」が販売されています。
また、即効性が高くて薬剤が残留しにくい「液剤タイプ」と、効果が持続しやすい「粒剤タイプ」があります。
効かせたい植物や希望する持続期間に合わせて、最適な薬剤を選ぶようにしてください。

除草剤はほかの方法と比較すると費用対効果が高く、労力がかからない点が特徴的です。
ただし、使う量やタイミングを間違えてしまうと効果が薄れてしまうところ、周辺住民に迷惑がかかってしまう危険性があるところがデメリットとして挙げられます。
小さいお子様やペットがいるご家庭では、あまりお勧めできません。

② 人工芝を敷く

庭を家族の憩いの場にしたいのであれば、防草と利便性の高さを両立した人工芝の活用もおすすめです。
高品質なものであれば10年程度は耐久性と防草効果が持続し、施工も簡単なので雑草対策の手段としてはおすすめです。

人工芝を敷けば、一年中緑の庭で子どもやペットとのひとときを楽しめるようになります。

「雑草を減らしたいけれど、庭に緑も欲しい」という人にはぴったりです。

③ 防草シートを使う

※出典:国華園

防草シートとは、土の上に敷くことで日光を遮断し、植物が育ってしまうことを防いでくれるシートのことです。
施工しやすく耐久性に優れた「合繊不織製」や透水性に優れた「合繊折込製」、天然原料100%でできたものなどが販売されています。
耐久年数は商品によって異なりますが、5年程度はしっかりと防草効果が持続します。

ただし通常は、劣化してきたら防草シートを撤去して廃棄する必要があるため要注意です。撤去の作業が手間に感じる人は、天然原料100%で土に分解されるものを使うといいでしょう。

防草シートを敷いたままだと見た目が悪いため、その上に砂利やウッドチップなどを敷いて見た目を整えるご家庭も多いです。

④ 砂利やウッドチップを敷く

※出典:庭サポ


砂利を敷くことも、雑草対策には有効です。
しっかりと厚みをもたせて敷き詰められると、3~5年程度は防草効果を維持してくれます。
ただし、何年か立つと石が地面に沈んで土が浮いてきてしまいます。
そうなってしまうと雑草等が育ってきてしまうため、定期的なお手入れが欠かせません。

※出典:庭サポ

また、オシャレにも気を配りたいときは、ウッドチップの利用も有効です。
材料によって見た目も耐久性も異なるため、ニーズに合ったものを選ぶようにしましょう。
ウッドチップも砂利同様、地面に埋まってしまうため、完全に雑草を防ぐことはできない点に要注意です。
砂利やウッドチップは、単体では効果を持続させることはできません。
先述した防草シートと組み合わせることで、十分な防草効果を期待できるようになります。

※出典:庭サポ

⑤ 水で固まる土を敷く

※出典:アイビ

本格的な施工をする時間や予算がないときは、水で固まる土を敷いて簡易コンクリートにする方法が最適です。
土のような色合いの商品が多いため、庭の一角に敷いてもコンクリートのように見た目が浮いてしまうことはないでしょう。
一度施工してしまえば、植物が土を超えて育ってくることはほとんどありません。
非常に効果の高い対策法です。
ただし、一般の方が水で固まる土をきれいに施工することは難しいです。
よりきれいに仕上げたいのであれば、業者に依頼してプロに任せるようにしましょう。

⑥ コンクリートやタイルを敷く

※出典:SAWAMURAエクステリア

ある程度予算を用意できるときは、コンクリートやタイルを敷いてしまうのもひとつの手です。
土の上をしっかりと埋めてあげることで植物の繁殖を防ぎ、庭の美観を整えることも可能となります。
ただし、一度施工してしまうと庭を元の状態に戻せなくなってしまう点がデメリットです。
施工をするときは、10年、20年先のことも見越したデザインや強度にすることが何よりも大切です。
コンクリートやタイルは業者に頼むほか、DIYを楽しみながらより好みのデザインに仕上げることもできます。

【雑草対策の注意点】

防草の方法として「塩をまくこと」がWebサイトなどで紹介されていますが、この対策法はとても危険です。
塩分は確かに植物を枯らせる作用を持っていますが、水道管などの社会インフラを腐食させ、思わぬトラブルの原因になってしまう危険性があるためです。
さらに、塩分が近隣の土地へ悪影響を与えたり、土地の価値を下げてしまったりする可能性があります。
土壌に残ってしまった塩は分解されずに残留してしまうため、除去するときは大掛かりな土木工事が必要になってしまいます。
確かにはじめは防草効果が得られていいかもしれません。
しかし、のちのち不都合が生じてしまうリスクも考えると、庭に塩をまくことはやめておいたほうが良いでしょう。

【雑草対策のオススメ】

雑草対策の方法を色々述べましたが、庭は家の印象を作るものです。
放置されて雑草だらけだと家の印象から、住んでいる人に対しても良い印象をあたえないでしょう。
防犯的にも、直ぐに変化に気づかないため、良くないと言われています。

手が付けられない状況であれば、業者に相談することが一番早い解決策と言えます。
もちろん、外構工事は雨ざらしの環境でも長期的に持つことが前提のため、コストが高めです。
ただ長い目で見ると、時間的・労力的コストと天秤に掛ければどの方法が良いか決めやすいと思います。

DIYですることは、一番コストが掛りません。
しかし、納得のいく仕上がりになるかはやってみないと分かりません。
理想の庭にしたい場合は、業者へ見積をしてもらいましょう。
ほとんどの業者は、見積を無料でしてくれます。
そのうえで、依頼するか自分でするか決めるのが良いかもしれませんね。

※出典:にしむら造園