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2022/5/6お役立ち情報

もっと地球に、もっとお財布にやさしい未来の住まいとは?

2050年の住宅の基準 

LCCM(ライフサイクルカーボンマイナス)住宅を

ご存知ですか?

地球温暖化により、世界中で自然災害が頻発しているなか、国が新たに推進しているのが、CO₂を削減して地球環境を守る「LCCM住宅(ライフ・サイクル・カーボン・マイナス住宅)」です。
今回は、低炭素社会を目指して普及が進められている住宅について紹介します。

CO₂排出量をマイナスにする住宅とは?

出典:岐阜新聞Web

環境にやさしい住宅というと、皆さんの中では「ZEH」という言葉を思い浮べる人も多いかもしれません。ZEHとは、「ゼロ・エネルギー・ハウス」の略で、住宅自体にエネルギーを極力使用しない高気密・高断熱性能を備えるとともに、高効率な設備システムを設置して、家庭で使う電気やガスなどの「省エネ」化を実現。さらに太陽光など再生エネルギーの「創エネ」を組み合わせて、年間の一次エネルギー消費量をゼロ以下にする住宅を指します。つまり、住まいで使うエネルギーを減らしながら、使うエネルギーを自家発電でまかない、自給自足を目指した住宅です。国は、2020年までに新築の注文戸建住宅の半数以上で、2030年までに新築住宅の平均でZEHの実現を目指すという目標を掲げてきました。

出典:国土交通省

さらに近年、ZEHを超えた最終目標として注目されているのが「LCCM住宅」です。LCCMとは「ライフ・サイクル・カーボン・マイナス」の略。住宅ができて人が住んでいる間だけでなく、住宅の建設中から人が住まなくなって廃棄する段階までを含む住宅のライフサイクルを通じて、トータルでCO₂排出量に配慮し、CO₂の収支をマイナスにする住宅を意味しています。
冷暖房や給湯など、暮らしの中で多くのエネルギーを使う私たち。国は、このLCCM住宅を2050年までに普及し、地球温暖化を防ぐことを目指しています。

LCCM住宅の認定基準と支援制度

LCCM住宅を建てる際には、国土交通省が行う「サステナブル建築物等先導事業(省CO2先導型)」において補助金が設けられています。

ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)、LCCM(ライフ・サイクル・カーボン・マイナス)住宅関連事業(補助金)について

出典:国土交通省

サステナブル建築物等先導事業(省CO2先導型)
【対 象】 LCCM住宅
【要 件】 

●強化外皮基準
●省エネ基準から▲20%以上
●LCCO2評価の結果が0以下
●CASBEE B+ランク以上または長期優良住宅認定
【補助額】 上限125万円/戸かつ、掛かり増し費用1/2以内

LCCM住宅のメリット

・断熱性が高い

LCCM住宅は、断熱性や気密性の高い材料を使用して住宅を建設するため、非常に断熱性が高いです。断熱性を向上させることによって、消費エネルギーが少なくても夏は涼しく、冬は暖かく快適に過ごせます。また、LCCM住宅は室内の温度を保ち、温度変化を少なくするため冬場に起こりやすいヒートショック対策としても有効です。

・光熱費が安い

断熱性に優れているLCCM住宅は、冷暖房などを使用する頻度が減ります。その結果、一般的な住宅に比べて光熱費を削減できる可能性があります。

・環境に優しい

LCCM住宅は、住宅建築時から解体廃棄に至るまで、住宅のライフサイクルすべてを通してCO2排出量をマイナスに抑えるため、環境にも人にも優しい住宅です。

 

LCCM住宅のデメリット

・初期費用が高額

LCCM住宅はCO2を削減するために、太陽光システムや高性能断熱材など、さまざまな設備を導入しなければいけないため、一般的な住宅より初期費用がかかります。それでも、毎年の光熱費が安くなることや補助金が受け取れることを考慮し、長い目で見るとトータルでプラスになると予想されます。

・LCCM住宅に対応した建築、住宅会社が少ない

LCCM住宅は、推進されはじめたばかりの住宅のため、まだ建てられる会社が多くありません。

 

まとめ

LCCM住宅は2050年に基準となるよう、国が普及を後押ししています。まだLCCM住宅に対応している会社は少ないですが、今後徐々に増えてくると考えられます。
初期費用が高額ですが、一生に一度の買い物であるマイホームです。メリットとデメリットを把握したうえで将来にむけてLCCM住宅を検討してみてはいかがでしょうか。

築100年を当たり前に

ダイヤ工務店

参考:国土交通省
   経済産業省
   岐阜新聞
   LIFULL