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2021/10/22お役立ち情報

エアコン清掃の方法・エアコンクリーニングの必要性と相場

【エアコンクリーニングの必要性】
温暖化を感じる現代では、エアコンは命を守る為に、生活に欠かせない家電となりました。
ただ、エアコンは安い家電ではありません。
一般的に、見た目に汚れてきたからと頻繁に買い替える方は少ないと思います。
エアコン外側は、気になれば、拭き掃除が出来ます。
しかし、エアコン内部は、同じ様に拭き掃除は出来ませんよね。
そこで、エアコン内部のクリーニングが必要となるのです。

エアコンクリーニングとは、エアコン内部に付着しているカビやホコリなどのハウスダストを掃除することです。
クリーニングをすることで、エアコンから出る悪臭も無くなります。

【エアコンクリーニングのタイミング】
エアコンのフィルター・ルーバー・吹き出し口・クロスフローファンなどに、カビやホコリなどの汚れが見えてきたら、エアコンクリーニングのサインです。

一度エアコン内部に付着してしまった汚れは、自然に除去されることはありません。
掃除をしないで使用し続けると汚れはどんどんと蓄積され、あらゆるトラブルの元凶になることがあります。

※出典:いわさきクリーニング

 

【エアコンクリーニングのメリット】
●エアコンからの悪臭が無くなる。
エアコンで一番多いお悩みは臭いです。
これは、エアコン内部のカビ菌が原因の「カビ臭さ」がほとんどです。
エアコンクリーニング専用の洗剤で汚れを浮かせながら、パーツの形や大きさに合わせた掃除道具で徹底的に汚れ落とすと、エアコン内部の黒カビやホコリなどが一掃できます。
カビ臭さの元を根絶することで、ほとんど臭いも無くなります。


●電気代の節約になる
エアコンのパネルを開けると出てくるフィルターに、ホコリが目詰まりしているとエアコンの運転効率を下げるため、余計な電力消費につながり、通常より多くの電気代が掛ることがあります。
定期的なフィルター掃除により、ホコリやゴミを取り除くことで、効率的な空気の循環が可能になり、電気代の節約になります。
2週間に一度のフィルター掃除により削減できる消費電力は、冷房時で4%、暖房時で6%にもなります。(※環境省調査データ参照)

※出典:アイエア・コンフォート

●カビを掃除できる
エアコンをつけると咳やくしゃみが出る、そんな症状の原因はエアコンから吐き出されたカビの胞子の場合があります。
冷房運転時は、室内の温かい空気がエアコン内部で急激に冷やされるため、結露が発生しやすく、この水分がフィルターなどに溜まり汚れと結合すると、カビが発生してしまいます。
免疫の弱い乳幼児や高齢者、アレルギー体質の方がいるご家庭は、定期的なクリーニングをおすすめします。
エアコン内部の汚れやカビを取り除くことで、予防の手助けができます。

【エアコンの種類と相場】
エアコンクリーニング料金はエアコンタイプによって違います。
大きく3つに分かれています。

●通常壁掛けタイプエアコン(1台)
相場:料金相場は13,000円前後
2台まとめて依頼した場合の相場は24,000円前後とお得!
作業時間:クリーニングにかかる作業時間は、およそ90~120分

ダスキン 14,300
イオンのカジタク 13,200
おそうじ本舗 12,100
くらしのマーケット 10,000円〜12,000円(平均)
おそうじ革命 9,980
ユアマイスター 10,000円~12,000円(平均)
ベアーズ 14,190
家電量販店 13,200

(※出典:エアコン掃除業者比較サイト「カジメモ」より。2021/10時点)

●お掃除機能付きエアコン(1台)
相場:料金相場は21,000円前後

2台まとめて依頼した場合の相場は41,000円前後とお得!
作業時間:クリーニングにかかる作業時間は、3時間。

ダスキン 25,300
イオンのカジタク 21,780
おそうじ本舗 20,900
くらしのマーケット 16,000円〜20,000円(平均)
おそうじ革命 18,700
ユアマイスター 17,000円〜20,000円(平均)
ベアーズ 21,780
家電量販店 21,780

(※エアコン掃除業者比較サイト「カジメモ」より。2021/10時点)

エアコンにお掃除機能がついているからエアコンクリーニングはしなくても良いと思っていませんか?

残念ですが、エアコンの内部をクリーニングしてくれる訳ではなく、あくまでもフィルターを自動でお掃除してくれるものです。
お掃除機能付きエアコンは、自分での掃除が難しく、より精密なつくりになっている為エアコンをきれいにするには、プロの手による分解クリーニングがおすすめです。

●天井埋込タイプエアコン(1台)
相場:20,000円~35,000円程度
作業時間:クリーニングにかかる作業時間は、3~4時間

ダスキン 38,500
イオンのカジタク 未対応
おそうじ本舗 27,500
くらしのマーケット 20,000円~26,000円(平均)
おそうじ革命 20,900
ユアマイスター 20,000円~26,000円(平均)
ベアーズ 31,240
家電量販店 未対応

(※エアコン掃除業者比較サイト「カジメモ」より。2021/10時点)

天井埋込タイプのエアコンは、業務用で使用されることが多いタイプのものです。
クリーニング会社の2割くらいしかできないとされており、このタイプを一般的な家庭の使用を検討されている場合は、クリーニングが難しいことを視野に入れる必要があります。

【プロのクリーニング内容】
①エアコンを分解する。
②洗剤を吹きかけ、汚れを浮かす。
③高圧洗浄機を使用してカビ・ホコリを流す。
※業者による掃除の最大の特徴は、10リットル以上もの水を使用し、高圧洗浄機で汚れと洗剤をしっかりと洗い流す点です。
フレームごと全部外して洗浄を行いますので、自分でしたときと比べると格段に綺麗になります。

【エアコンクリーニングの頻度】
エアコンクリーニングは基本的に1~2年に1回行うことがベストと推奨されています。
しかし、エアコンの汚れ方は家の環境によって違いすぎるため、一概には言えません。
通常の使用であれば、3年に1回くらいで十分なのではないかと思います。

掃除内容

頻度

エアコンクリーニング(内部+フィルター) 1~2年に1回
フィルターの掃除 月に1,2回
エアコンクリーニング(掃除機能付き) 2年に1回


【フィルターのお手入れ方法】

出来る限り、2週間に1回を目安にフィルターのホコリ取りをしましょう。
①フィルターを外す前にフィルターとその周辺に掃除機をかける。
②フィルターを外して外側から掃除機をかける。
③台所用の.中性洗剤とブラシでやさしく擦り洗いする。
④陰干しして完全に乾いたらフィルターを元に戻す。
※エアコン内部にはセンサーやモーターなど、水気厳禁なパーツが取り付けられており構造も複雑なため、独自に分解したりむやみに部品を取り外したりすると故障の原因になります。

【エアコンを綺麗に維持する方法】
●カビの発生をおさえるには、内部の熱交換器を乾かすのがベストです。
冷房を使った後、送風を1時間ぐらい付けると水分を乾燥させてくれるのでオススメです。

●シーズンが終わったエアコンは、中になるべくホコリが入らないよう、カバーを掛けて置くと良いでしょう。
専用カバーも売られていますが、フェイスタオルをエアコンの上に掛けて置くだけでも効果が期待できます。

【まとめ】
ほとんどの方が、暑くなって初めてエアコンをつけた時、異臭・効きが悪いなどに気がつきます。
そして、多くの方がエアコンクリーニングを依頼するため、エアコンを頻繁に使用する時期に注文が殺到します。
夏の土日は予約が1カ月待ちというのも珍しくありません。
エアコンを頻繁に使用する前後、春か秋にクリーニングがオススメです。
きれいな状態を維持するためには、定期的にできるクリーニングをして、自分で掃除できない範囲などは、専門業者にお任せしましょう。