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2021/7/30お役立ち情報

泥棒に狙われない家にするための防犯対策

【侵入窃盗の現状】
一昔前は、自宅の施錠をせずに、外出をするとよく耳にしましたよね。
しかし近年では、施錠せずに外出など有り得ないと捉える人が増えたと思います。
それはニュースなどで、強盗・窃盗の話を耳にする機会が増えたことに関係するのではないでしょうか?
特に凶悪な犯罪が増加し、近隣付き合いも減り、人口が増えたことに起因するはずです。
ただここ数年、侵入窃盗数の推移は、減少傾向にあります。

https://www.npa.go.jp/safetylife/seianki26/theme_a/a_b_1.html

出典:警視庁住まいる防犯110番

 

これは、施錠することが当たり前になりつつあることや、自宅に現金を置く家庭が減少したこと、そのうえホームセキュリティなどの防犯対策が向上したことがあげられます。
ただ、侵入窃盗の発生場所は、いまだに一戸建住宅が多くを占めています。

https://www.npa.go.jp/safetylife/seianki26/theme_a/a_b_1.html

出典:警視庁住まいる防犯110番

 

【侵入窃盗犯に狙われやすい家とは?】
前述のように、家屋に浸入して窃盗をするケースは、年々減少傾向にあります。
ただ、いつ自分の家が狙われるかは、誰しも予測できません。
少しでも狙われないようにするためには、先ず狙われやすい家屋の傾向を知りましょう。

https://www.alsok.co.jp/person/recommend/1026/

出典:ALSOK

 

① 狙われやすい立地
侵入窃盗犯が家屋に侵入するまで、平均2~5分を要すると言われるため、人目につき難い立地がターゲットに選ばれる傾向にあります。
人通りの少ない奥まった立地は、危険度が増します。

② 狙われやすい建物
侵入窃盗犯が好むのは、死角が多い建物です。
例えば、下記のような建物が、格好のターゲットにあげられます。
●窓や玄関ドアの近辺に、背の高い木や足が掛けられるような物(雨樋配管など)がある。
●家屋の周囲が、高いブロック塀や庭木に囲まれていて、見通しが悪い。
●居住者や近隣住民の死角になる場所が多い。

③ 狙われやすい時間帯
侵入窃盗犯が、最も活発に活動するのは、住人が寝静まった深夜0~4時の時間帯です。
すり、万引き、ひったくり、置き引きなどを含む非侵入盗の被害の大半が、午前10時から午後20時頃の日中に集中していることを考えると対照的です。

 

【侵入窃盗犯に狙われにくい家とは?】
次に、狙われにくい家屋とはどのようなものでしょうか?
ポイントになるのが、家屋に入るまでの庭にあるとされます。
侵入窃盗犯が嫌がる庭造りが出来ているか確認しましょう。

https://www.alsok.co.jp/person/recommend/1056/

出典:ALSOK

 

① 防犯カメラ
死角になる場所には、防犯カメラを設置していると安心です。
出来れば、庭全体が映るように設置することが良いとされています。

② 防犯砂利
人目につきにくい、側庭や裏庭に防犯砂利をまくことで、人が浸入したことを音で知らせる効果があります。

③ センサーライト
人が通ると人感センサーが反応し、周囲に光で人の存在を知らせてくれます。

④ お手入れされた庭
雑草や庭木が手入れされていないと、空き巣や泥棒から「防犯に無頓着」「侵入がバレない可能性が高い」とみなされてしまいます。
侵入されないためにも、定期的な庭木のお手入れは、必須と考えておいたほうがよいでしょう。

⑤ フェンス
格子タイプのフェンスにすることで、外部からの見通しがよくなり、周りから人影がすぐに分かりやすいので、防犯対策になります。
塀や生け垣よりも風通しがよくなり、庭からも外の景色が見渡せるので開放感が得られるという利点もあります。

 

【家屋の有効な防犯対策】
庭以外で、効果のある防犯対策も多くあります。
直ぐにできる対策も多くありますので、是非参考にしてみてください。

https://www.alsok.co.jp/person/recommend/1026/

出典:ALSOK

 

① 家屋まわりの整理整頓
家の周辺を常に整理整頓することを心がけましょう。
とくに郵便受けや郵便ポストに郵便物が溜まっていると、「この家の住人はあまり家の周辺に目が行き届いていない」「侵入しても気づかれない可能性が高い」と判断され、空き巣犯のターゲットに選ばれる可能性が高まります。

② 鍵を二つ以上付ける
侵入ルートとなる窓・玄関ドアは、「ワンドア・ツーロック」が原則です。
市販の補助錠を取り付けるなどして、1つの窓・ドアに2つの鍵をかけることで、侵入されるまでの時間を稼げます。
窓には、面格子の設置も有効的です。

③ 外出する際は、洗濯物を外に干さない
洗濯物がずっと干されたままだったり、雨が降っているのに洗濯物が取り込まれていなかったりすると、家にいないことが露見し、空き巣に情報を与えてしまうことになります。

④ 監視カメラを設置する
家の周辺に防犯用ライトをつけて明るくしたり、監視カメラ・防犯カメラを設置したりすることで、死角を減らし、空き巣が入りづらくすることが可能です。

⑤ ホームセキュリティを導入する
防犯センサーやワイヤレスセキュリティシステムを設置すれば、不審者が接近した際にブザーやアラームを鳴らし、犯行前に追い払うことが可能です。
センサーライト付きカメラの設置も効果的です。
人感センサーにより、空き巣の行動を検知すると、ライトを点灯して侵入しづらくするだけでなく、携帯電話やスマホにメッセージを送信してくれます。

https://panasonic.jp/catalog/ctlg/hnetwork_s/book.html

出典:Panasonic

 

【完璧な防犯対策は無い】
ここまで、防犯対策について、いくつか例をあげさせていただきましたが、これら全てを実践したからといって、必ず被害に合わないとは言えません。
侵入窃盗犯と防犯対策は、まさにイタチゴッコと言えます。
ただ、今まで述べたように、狙われないようにする方法は多くあります。
出来ることから、少しずつでも対策することをオススメします。