BLOGコラム

2021/2/5リフォーム

花粉・ウイルス対策

~見えない敵と共存する家へ~

コロナウイルスのパンデミックにより、全世界の生活様式が大きく変わりました。
そのうえ、日本には花粉の季節が到来しています。
毎日、手洗い・うがい・マスク・除菌が当たり前になりましたね。
ただ、相手は目に見えないので厄介です。


(出典:一般社団法人バルブ協会)

ポイントは、『入れない・着けない・取り除く』です。
最近はCMなどでも、除菌スプレーや空気清浄器をよく目にします。
もちろんこれらも必須アイテムですが、まだまだ完璧とは言えません。
スプレーは、使用できない物や子供・ペットには不向きと言われています。
空気清浄器は、対応できる範囲に限りがあり、全体を清浄しようとするなら、何台も購入しないといけません。

今後はコロナウイルスだけではなく、新たなウイルスや大気汚染などが懸念されています。
今花粉症でない人も、いつ発症するか分かりません。
そんな中、毎日過ごす家の様態も大きく変わろうとしています。
そこで今回は、リフォームで出来る対策をご紹介します。
一番は、花粉・ウイルスの侵入口である玄関リフォームです。

・風除室の設置

風除室とは、玄関まわりを囲うように設置するもので、外気の流入や風の吹きつけを緩和する目的の小部屋です。

玄関に入る前に、ここで出来る限り上着などについた花粉・ウイルスを叩き落とすのに有効かと思います。
もちろん、直接的な流入も防げるでしょう。
そのうえ、雨風の強い日や荷物が多い時にも大変便利です。

(出典:三協アルミ)

・玄関に手洗い場の設置

これからの家では、玄関に手洗い場を設置することは、当たり前になる可能性が高いです。

手についた花粉・細菌は、家に入る前に洗い落とすことが大変効果的。
玄関内に新たに設置する場合は、給排水を新設する必要がるため、懸念される方もいるかもしれませんが、現在はお洒落でコンパクトなデザインのものが多くあります。

ご自宅の玄関に合わせて、邪魔にならないところに設置することで、利便性が高いうえ、お洒落な玄関になります。

ペットが居るご家庭では、散歩後などのために、脚の洗い場を設置するケースも多くなっています。

風除室内に作れるといっそう利便性が高そうです。

(出典:インクコーポレーション)
(出典:ミサワホーム)

・玄関クローゼットの設置

玄関はその家の顔とも言われ、お客様を迎え入れる場所です。
出来る限り、すっきりとした状態を保ちたい場所のため、全てを収納できるクローゼットがオススメです。

中には、脱臭・消臭ユニットが取り付けられるものもあります。
帰宅時に、先ず上着をクローゼットへしまうことで、家に花粉・ウイルスを持ち込まないことに繋がります。

(出典:Panasonic)

・玄関タイルにアレルピュアを使用

アレルピュアとは、LIXILが販売する環境アレルゲンに対して、高い抑制効果を有するタイルです。

※アレルピュアは、本製品と接触した環境アレルゲン(ダニのフンや死がい・スギ花粉などに含まれるアレルゲン)の働きを抑制する商品です。空気中の環境アレルゲンを収集・抑制する効果はありません。また、アレルギー症状が改善するなどの効果を保証するものではありません。

※「アレルピュア公式サイト」より抜粋https://www.lixil.co.jp/lineup/tile/s/allerpure/

(出典:LIXIL)

玄関まわりは、花・ウイルスが溜まりやすい場所です。

アレルピュアの玄関内床タイルなら、それらの花粉が部屋の奥まで侵入する前に、アレルゲンの働きを抑えることができ、花粉対策を行えます。

このように、新築でなくても、リフォームで出来る対策は多くあります。
一つ一つに大きな効果はなくても、組み合わせていくことで、大きな対策になります。
そのうえで、毎日の手洗い・うがい・マスク・除菌を続けていくことで、またこのようなパンデミックや花粉症に恐れることは、少なくなるはずです。

そして、弊社ではクリーンルームのような循環システムをリフォームで出来ないか?という課題に取り組んでいます。
病院のような無菌室は、さすがに設置費用が膨大なうえ、定期的なメンテナンスが必要ですので、自宅には不向きと言えます。
もっと手軽に、楽なメンテナンスで、家全体をクリーンルームのような空間にできるリフォームを提供できるよう、日々邁進してまいります。