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2022/7/1リフォーム

目が届かないからこそ注意したい屋根のリフォーム

屋根は、台風や大雨・雪、太陽からの紫外線など様々なものから、住宅を守る大切な部分です。

しかし、住んでいる住宅の屋根が今どんな状況なのか、把握出来ている方は少ないのではないでしょうか?

今回は、そんな目が届きにくい屋根のリフォームについてご紹介していきます。

 

屋根リフォームの種類

屋根のリフォームを行う際には、代表的な方法として「塗装」「重ね葺き(カバー工法)」「葺き替え」の三つの方法があります。

まずは各屋根リフォームの特徴についてご紹介します。

 

・塗装(屋根塗装)

既存の屋根を直接、塗装する方法です。

屋根自体の傷みが少なく、大きな補修の必要がない場合におすすめです。

使用する塗料によって費用が変わるので、工事費用を抑えることが可能です。

また、工事の期間も他の方法に比べ、短期間で行えます。

ただし、費用だけで塗料を決めると、1回の工事費用は安く抑えられますが、塗り替えの頻度が増加により、結果的に工事の総額が高くなってしまう可能性があります。

更に、既存の屋根材の傷みがひどく、大きな補修が必要な場合、塗装自体が不可能なことがあります。

 

・重ね葺き(カバー工法)

今ある屋根の上に、新しい屋根材を被せる方法です。

既存の屋根を解体せずに工事を行う為、解体や廃材処理などの作業がなく、騒音やホコリが発生にしにくく、工事にかかる費用や期間を抑えられます。

屋根が二重になるので、断熱性や遮音性は高まりますが、屋根自体の重さが増えるので家全体にかかる負荷が増し、耐震性に悪影響が出る可能性があります。

 

・葺き替え

既存の屋根材等を撤去し、新たに屋根を新設する方法になります。

屋根全体を一新するので、その他の方法に比べ耐久年数が長く、既存のものより軽い屋根材にすることで、家全体にかかる負荷を軽減し耐震性、耐久性が向上する可能性があります。

ただ、元々あった屋根を解体・撤去、処分する為、費用が高額になりやすく、工期も長くなります。

また、解体時に騒音やホコリなどが発生する為、近隣とトラブルにならない様に注意する必要があります。

 

築20年以上は下地にも注意


ルーフィング(防水シート)

屋根自体の耐久性は、屋根に使用されている素材によって異なりますが、下地に使用されている「ルーフィング(防水シート)」「野地板」などは約20年前後で劣化してきたりします。

なので、築20年以上の場合は塗装以外の、カバー工法や葺き替えを検討してみるのも良いでしょう。


野地板

 

まとめて工事で足場費用をお得に

屋根のリフォームを行う場合、基本的に足場を組みます。

その際、外壁や雨樋、ベランダなどの外回りのリフォームも実施しておくことをおすすめします。

屋根と外壁等のリフォーム工事を別々に行うと、その都度、足場の設置・解体費用が発生してしまいますが、同時に工事を行うと1回の足場費用で済みます。

リフォーム費用の総額を抑えたい場合は、まとめて工事を行うことを検討してみて下さい。

 

まとめ

屋根は、外壁と同じく住宅を雨風から守る大切な部分ですが、目が届きにくくどんな状態なのか確認しにくい部分でもあります。

目が届きにくく、直射日光や風雨にさらされる悪条件な場所だからこそ、費用だけで判断せず、メリット・デメリットを判断した上で、しっかりとした施工業者を選ぶことが大切です。

 

築100年を当たり前に

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