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2021/12/17お役立ち情報

こたつのある生活

こたつのある生活

いよいよ冬本番ですが、この季節になると「こたつ」でぬくぬくと暖を取りたいなという方も多いかと思います。
しかし、洋間の家が増え、最近はリビングのソファーでくつろぐスタイルの家庭が多く、和室でちゃぶ台を囲み、家族でこたつに入る光景は珍しいものとなってしまいましたね。エアコンや床暖房などの普及の影響もあるかと思います。

一方で、エアコンに比べ、こたつは電気代消費や狭い範囲での即暖性に関しては優れていると言えます。
そういった点が見直され、より利便性の高い「こたつ」を取り入れたリフォームの形も増えてきました。

【こたつの歴史】
そんな「こたつ」の歴史は古く、起源は室町時代までさかのぼります。
囲炉裏の上に、足をつけた「すのこ」を台にして衣服をかぶせたものだったようです。
そこから、様々な工夫をかさねて江戸時代には堀ごたつの原型ともいえる、床を深く掘った「腰掛けごたつ」も誕生して、明治期に入ると本格的な「掘りごたつ」が生まれます。正座が苦手な外国人向けに作られました。



出典:「知恵の輪」ホームページ

 


出典:金澤くらしの博物館
置きごたつ・・・江戸時代から明治時代にかけて使われた。持ち運びできたので、囲炉裏の無い部屋や布団に入れて使用した。
【床下を改修工事】


出典:Lixil リフォームショップ ホームウェルフジサワ

和室やリビングの床下を施工して、掘りごたつのスペースを作ります。
事前の調査で必要なスペースが確保できるか、電気配線等の確認が必要です。

また、掘りごたつや堀座卓として使用しない場合は床下収納として利用できるようにする場合が多いです。

小さいお子様や、ペットが落ちないように、周りに柵を設置して落下を予防すると良いでしょう。

【最近のこたつの種類】
・ユニットタイプ
洋間の一部に畳のスペースを設けて、掘りごたつ収納のユニットを組み込むこともできるんです。


出典:ニュー畳ライフ 堀こたつユニット畳「わが家」
畳の下は収納スペースとして活用できます。

・ダイニングテーブルこたつ
ダイニングテーブルをそのままコタツとして利用できます。
足腰の弱い方や足の不自由な方にもスムーズに利用できます。


出典:たんすのゲン ダイニングこたつ

・布団レスこたつ
布団なし仕様でスッキリとした外観で用途も様々です。


出典:楽天ショップ LDT-Zenis ゼニス 国産 昇降 テーブルダイニングこたつ
高さ調節機能やコンセント、USBポートがついて便利です。

【まとめ】
寒い時期には重宝して、省エネ的観点からも見直される日本の「こたつ」。現在様々なニーズにあわせて沢山のタイプが生まれています。今後も日本の冬には欠かせない存在になりそうです。
リフォームや冬の模様替えの一つの選択肢に加えていきたいですね。

 

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