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2022/2/25メンテナンス

外壁塗装はいつやればいいの? 劣化のサインと外壁塗装のタイミング

外壁塗装はいつやればいいの?
劣化のサインと外壁塗装のタイミング


参照:photoAC

皆さんは「家は10年経ったら外壁塗装をした方が良い」と言うのを
聞かれたことはないでしょうか?

世間ではよく聞くけど、どうしてやった方がいいのかを詳しくは知らない方も
多いと思います。

今回は、外壁塗装はいつやったら良いのかについてお伝えしたいと思います。

 

◎外壁塗装のタイミングは築10年が目安


参照:photoAC

現在、日本の住宅の外壁材には窯業系サイディングボードが
よく採用されていますが、これは原料にセメントを使用しているため、
基本的に防水機能をもっていません。

そこで塗装によって防水加工を行うことで、防水機能を持たせています。

ですが、風雨や紫外線等によって、塗料の耐用年数である約10年前後で
外壁の防水性が損なわれてしまう可能性があります。

その他の外壁材も同様に、塗料の耐用年数の約10年前後で最初の防水性が
損なわれてしまうため、一般的に「約10年位で外壁塗装をした方が良い」
よく言われます。

 

◎外壁塗装をするメリット

外壁は日夜、風雨や紫外線に晒されているため、時間が経つと色あせや
塗膜の汚れ・劣化が見られます。

外壁の塗膜が劣化したことで防水性がなくなってしまうと、外壁仕上げ材に
直接、雨水や紫外線が当たることになり、外壁のひび割れや雨漏りが発生し、
住宅全体の劣化につながってしまう可能性があります。

そこで外壁塗装を行うことで、劣化した外壁を風雨や紫外線から
守ることができます。

また、新築時とは違った色に変更することもできるので、気分転換を
することも可能です。
 

 

◎様々な外壁劣化のサイン

ただ外壁がどんな状態になったら塗り替えが必要なのか、わからない方も
多いのではないでしょうか。

そこで、目安として外壁が劣化してきているサインをいくつかご紹介します。

 

・外壁の色あせ

外壁が新築当初よりも色あせてきている場合、塗膜劣化が始まっている
証拠でもあります。

直ぐに塗り替えを行う必要はありませんが、塗り替えるタイミングの
一つの目安になります。

 

・チョーキング


参照:photoAC

外壁を触った時に、チョークの粉のようなものが手ついた場合、
塗膜が劣化している証拠です。

これを「チョーキング現象」と言い、紫外線や直射日光・風雨などが原因で、
塗膜の表面が劣化して起こるものです。

外壁を触った際に、しっかりと手に色がついてしまう場合は、早めに
塗り替えを検討した方が良いでしょう。

 

・塗膜の膨れ・剥離


参照:photoAC

外壁の塗膜が膨れていたり、ひび割れて剥がれたりしていた場合、
かなり塗膜の劣化が進んでいる証拠です。

塗膜の膨れ・剥離を放置しておくと、塗膜の剥がれた部分から、
外壁内部へ雨水が浸入し外壁自体のひび割れ等を引き起こす恐れがあるので、
早急に塗り替えを検討した方が良いでしょう。

 

・クラック(ひび割れ)


参照:photoAC

外壁のひび割れのことを「クラック」といいます。

クラックを放置しておくと、ひび割れた部分から雨水が浸入することで
住宅の強度、耐久性の低下を引き起こす恐れがあります。

クラックを見つけた場合は、早急なメンテナンスを行うことが必要です。

 

・シーリング材のひび割れ、隙間

サイディングボードや窓のサッシ回りなどの継ぎ目に、防水の為に
シーリングを行っていますが、そのシーリング材が劣化によってひび割れて、
隙間を生じていることがあります。

シーリング材にひび割れや隙間がある場合、クラックと同様に、
ひび割れ・隙間から雨水が侵入することで、建物の強度や耐久性の低下を
引き起こす可能性があります。

シーリング材の「増し打ち」「打ち替え」を行うことで、目地部分からの
雨水の浸入を防ぐ必要があります。

この様に様々な外壁劣化のサインがあります。

ものによっては、早急な対策が必要なものもあるので、専門家へ
相談してみると良いでしょう。

 

まとめ

外壁塗装を行うタイミングは、住宅の築年数や劣化の状況によって変わってきます。

外壁は、常に風雨や紫外線に晒されながらも、住宅を守ってくれている
大切な部分になります。

適切なタイミングで、外壁塗装を行うことでその守りをさらに長く保つことが
出来ますので、外壁に気になる症状が出た際には、専門家に塗装工事が必要か
どうかの診断を行ってもらうようにしましょう。

 

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