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2021/12/10暮らしの情報

何気なく捨てているゴミのゆくえとリサイクルの必要性

【日本がゴミで溢れるまであと15年!?】
今年も残すところ、あとわずかとなりました。
年末が近づいてくると、多くの人が大掃除をされると思います。
今回は、多く出るゴミに焦点を当てていきたいと思います。

ゴミは分別して、指定日にゴミ収集所へ出せば、回収してくれて処理してもらえます。
環境やリサイクルという言葉をよく耳にする社会になりました。
少しだけ、ゴミにも意識を向け、一人一人ができることを考えてみましょう。

皆様は、ゴミの種類をご存じでしょうか?
細かな分別方法は、自治体により異なりますが、一般家庭のゴミは、大まかには4種類あります。

・可燃ゴミ…生ごみや紙類など
・不燃ゴミ…プラスチックや金属など
・資源ゴミ…空き缶・空き瓶、ペットボトル・古新聞など
・粗大ゴミ…ごみ袋に入らない大型家具・自転車など

※出典:株式会社 吉岡清掃


世界でゴミの多くは、埋め立てられています。

国土が広い国では、ゴミの殆どをそのまま埋め立てています。
国土が狭い日本では、燃えるものは燃やしてから埋め立てています。
日本のゴミ処理には、年間で約2兆円の費用(税金)が掛かっているのです。

※出典:学研キッズネット


日本の一般ゴミの焼却率は約80%で、焼却場の数は約1700基あります。

世界にある焼却場の3分の2が日本にあるということになります。


【日本のゴミ処理の現状】

前述したように、日本では多くのゴミを焼却して埋め立てています。
しかし、このままのペースでゴミを捨てていると、今ある国内の処分場は約15年で一杯になってしまうと言われています。

※出典:Yahoo!ニュース


新たに処分場を作ろうとしても、悪臭被害・有害物質の流出・土壌汚染・水質汚染を招くなどの可能性があり、近隣住民からの反対が多く、なかなか作れないのが現状です。

ゴミが溢れる前に出来ることは、一人一人がゴミの排出を減らすことと、リサイクルできるものは、リサイクルしていくことで、少しずつ解決していけると言われています。

※出典:Yahoo!ニュース


【日本のリサイクルの現状】

世界的に見ても、日本のリサイクル率はまだまだというところです。
資源には限りがあるということをもう少し一人一人が意識していきたいものです。

※出典:Yahoo!ニュース


リサイクルできるゴミは、自治体により様々です。

企業が、独自で活動している場合もあります。
リサイクルとは、再利用するということなので、生まれ変われる資源です。
きちんと分別して捨てることが大事です。

※出典:NHK for School


【今からでもできるゴミの削減方法】

ゴミを減らすための『3R(スリーアール)』という取り組みが有ります。
リデュース(Reduce)・リユース(Reuse)・リサイクル(Recycle)です。

・リデュース…ゴミを作らない。ゴミを発生させない運動
① 食べ残しをしない。
② 最後まで使い切る。
③ マイバックを使用して、過剰包装やゴミ袋を断る。
④ 使い捨ての食器・ボトルの商品を購入・使用しない。
⑤ 必要のないものは買わない。
⑥ 食べきれなかったものは、持ち帰る。

・リユース…ゴミを出さない。ゴミを繰り返し使う運動
⑦ マイボトルやマイ箸を使う。
⑧ 使えなくなった歯ブラシや服を利用して、掃除をする。
⑨ 洗剤類は、詰め替えできるものを選ぶ。

・リサイクル…ゴミを生かす。ゴミを資源に戻す運動
⑩ 分別して、ルールを守りゴミを捨てる。
⑪ エコマーク商品を選ぶ。
⑫ 捨てるときの方法を考えて、商品を購入する。

※出典:東京二十三区清掃一部事務組合


ゴミにもお金が掛る時代です。

そのため、不法投棄や不法残土などが問題になっています。
何気ないことが、大きな事故や環境破壊に繋がっているのです。
綺麗で安全な日本を保つためには、皆様の小さな努力が必要です。
できることから少しずつ、一人一人が考えて行動すれば、未来は変わるはずです。

※出典:Yahoo!JAPAN SDGs