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2022/7/15すべて

お家の暑さ対策「排熱換気ファン」

お家の暑さ対策「排熱換気ファン」

7月も後半になり、いよいよ夏本番ですね。
6月は全国的に異常な暑さに見舞われました。さらに今年は7年ぶりに政府から節電要請が行われるとのことです。

【エアコンの消費電力】

夏場は特にエアコンの消費電力が多くなり、省エネ対策が求められます。
資源エネルギー庁によりますと、夏に家庭で電力消費が多い家電製品の割合は
エアコンがダントツ一位で34.2%となります。※冬も32.7%で一位

『出典元』経済産業省 資源エネルギー庁 省エネポータルサイト

【小屋裏(屋根裏)の輻射熱】

太陽の日差しから受ける熱は「輻射熱」(放射熱ともいう)といって、太陽からの電磁波が熱として建物に伝わり、建物の中にため込まれた熱により、建物自体の温度が高くなっていきます。夏に冷房のない屋内にいると壁や床から出る熱(電磁波)を直接受けて、より暑く感じます。
夏場は太陽の位置が最も高くなるので、直接日光を浴びる屋根や、その直下の小屋裏には輻射熱が発生しやすくなります。

夏場、小屋裏の換気を十分に行っていないと、小屋裏に熱い空気がこもってしまいます。その温度は実に60℃や70℃まで達することもあると言われています。まさにサウナ状態です。
そのような熱がこもった状態では小屋裏の木材にも悪影響があります。
高温になると木材内部の水分まで蒸発してしまいひび割れや劣化の原因になります。また、夜になって小屋裏の温度が低下すると、空気中の水分が放出され、木材の表面や断熱材内部に結露が発生してしまうと、カビの発生や木材が腐る原因となってしまいます。
お家の為にも屋根裏の高温対策が何かできればしておきたいところですね。

【換気排熱ファン】

天井に設置した排熱換気ファン
『出典元』大建工業株式会社 換気排熱ファン

 


『出典元』大建工業 換気排熱ファン(ヤフーショッピング)

 

排熱換気ファンを使用すれば、最も熱くなる小屋裏の空気を強制的に換気できるので、高温対策と省エネ効果が上がります。

『出典元』三菱電機換気排熱ファン

小屋裏の風の流れが空気断熱層を形成し輻射熱を低減することで熱ごもりを防ぎます。
※別売りの専用温度スイッチと組み合わせれば、室温に応じて自動運転が可能です。
専用のダクト設置が必要ないので工事自体は簡単で費用も抑えられますのでお部屋が暑くなりやすいお家にはおススメです。

電気工事を伴いますので、取り付けには工務店や資格のある業者さんに依頼しましょう。

【まとめ】

サーキュレーターやシーリングファン等で室内の空気を撹拌することでエアコンの電力消費を抑える家庭も増えていますが、省エネが推進されている昨今では、新たな省エネ対策として自然エネルギーを利用した太陽光パネル発電と合わせて、換気排熱ファンの設置が一般化する世の中になるかもしれません。

・挿入イメージ画像出典元
「写真AC」 https://www.photo-ac.com/
「いらすとや」https://www.irasutoya.com/

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