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2022/3/18お役立ち情報

生ごみの処理 有効活用

生ごみの処理 有効活用


三月上旬は暦で「啓蟄」といわれ、冬にこもっていた虫たちが土の中から出てくる時期といわれます。その後に「春分」を迎え本格的に春の到来となります。
草木は花をつけ始め、新鮮な春野菜なども八百屋さんやスーパーの野菜コーナーに並び始めましたね。
新型コロナの影響で在宅時間が長くなり自炊や凝った料理をされる方も増えたのではないでしょうか。
お料理、食事の後にはどうしても生ごみが出ますので、臭いや虫が湧く等のお困りごともつきものではないでしょうか。
今回はそんな生ごみの処理対策を紹介します。

【生ごみを出す際のポイント】
生ゴミを出すときはできるだけ水気をきりましょう。
水分が残っていると雑菌やカビが繁殖しやすく、見た目も良くないですし、悪臭の原因になります。

【密閉式のゴミ箱を使用】
蓋つきのゴミ箱を使用することで臭いを防ぎます。
あらかじめビニール袋にまとめたものを捨てたほうが、より臭いは抑えられます。


引用元:ニトリhttps://www.nitori-net.jp/ec/product/5651518/

センサー式の蓋で開閉の手間が省ける便利なものもあります。


引用元:Panasonicリフォームclub
https://reform-club.panasonic.com/study/hint/hint2.html

サイズや用途に合わせてシステムキッチンの収納スペースにゴミ箱を設置することで見た目もスッキリできます。
【生ごみ処理機】
生ごみ処理機を使うことで生ごみを乾燥・軽量化。
処理後のごみは可燃ごみとして捨てられます。
また、処理後のごみを肥料として家庭菜園に使用できたり、お住まいの地方自治体によっては生ごみ処理機の購入に助成金が出るところもあるんです。
生ゴミ処理機は主に2タイプに分けられます。
1. 乾燥式
電気の熱や温風で加熱することで生ごみを乾燥させるのが乾燥式。2~3時間程度で処理。容器の洗浄や電気代がかかる点はデメリット。

引用元:島産業株式会社「パリパリキューブ」https://www.parisparis.jp/about/
2.
3. バイオ式
処理機の中にバイオチップという微生物を含んだチップ(土壌)を入れておき、微生物がゴミを分解します。処理には1日以上かかります。
電気代はほとんどかかりませんが、屋外専用のものがほとんどでベランダや庭に設置するため、ごみを持ち運ぶ手間がかかる点や、バイオチップは数か月ごとに補充が必要だったり、電動タイプでない場合は手動で毎日かき混ぜる必要があります。
バイオ式には、高温バイオ式や、乾燥式と合わせたハイブリット式などもあります。
堆肥作り用装置コンポストも生ゴミ処理装置といえます。

イメージ 家庭のコンポスト


イメージ 庭のコンポスト

ディスポーザー※
※公益社団法人 空気調和・衛生工学会では「ディスポーザ」表記

ディスポーザーとはキッチンシンクの排水口に設置する生ゴミ粉砕装置です。調理クズや残飯、野菜くずなどの生ゴミを投入して、内部に搭載されたハンマー状のブレード(刃)によって粉砕された生ゴミは台所排水と一緒に処理槽を通じて、下水道に放流されます。
電気代、水道代がかかり、定期的なメンテナンスは必要ではありますが、直接シンクから処理できるので手間もかからず便利です。
戸建住宅の場合、自治体によって設置の可・不可があるので、詳しくはお住まいの自治体にお問い合わせください。


引用元:株式会社フロムシステムダイレクト 「家庭用ディスポーザ」
https://gigaplus.makeshop.jp/marukmart2/lp/disposer/pc/

 

【まとめ】
生ごみにも様々な処理方法がありますが、環境に配慮した生ごみ処理は非常に現代的といえるでしょう。
家庭菜園でとれた野菜をおいしく食べて、生ごみは堆肥としてまた活用するというサイクルは理想的ですよね。
キッチンリフォームの際には一つの選択肢として考えてみてはいかがでしょう。

・挿入イメージ画像
「写真AC」 https://www.photo-ac.com/
「いらすとや」https://www.irasutoya.com/

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